広東語日常会話で使えるキツイ広東語
その四 体の特徴で呼ぶ?
日本語では敬遠されがちな体の特徴を表す言葉でも、広東語では愛称、軽蔑ともに多用されます。たとえば、その人が太っている場合。ほぼ間違いなくフェイ4=肥と言うあだ名がつきます。
ただし、愛称として呼ぶ場合がほとんどです。
太ってる男性なら フェイ ヂャイ2
女性なら フェイ ムイ6
太ってるおじさん フェイ UNCLE
但し、喧嘩やいやみでもフェイ4が使われるので注意が必要です。
背が低い男性の場合は、やはりお決まりの呼び名があります。
低い、短いを表す広東語 nガィ2(アイ)とヂャイをあわせて
nガィ ヂャイ 矮仔と呼びます。
代表格はやはり ヂョンg ジー ワイ 曾 志偉 ですね。
まさに nガィ ヂャイ ドウ ガイ 矮仔多計(背の低い男は小細工が多い)です。
初対面でまったく喋らないでいると、喋れない(発声が出来ない、聾唖の唖=ア2)のではないかと思われます。
そんな時に聞かれるのが ネイ ハイ nン ハイ ア2 ア?
遠慮などと言う感覚はまったくありません。
はっきり聞いてきます。
喧嘩をしているときに、相手がまったく何も言わないときも問い詰めとして使うことがあります。
逆に聞こえないフリをしているときや、相手がまったく話を聞いていない場合には
耳が聞こえないと言う意味の ロンg4 聾 を使います。
メー ア? ネイ テンg nン ドウ? ネイ ハイ nン ハイ ロンg ジョォ ア?
何?聞こえないって? それとも聞こえなくなったの?
どうしても日本語にしてしまうと相手を傷つけてしまいそうなセリフです。
遠まわしに聞くことが出来ないのでしょうね。
そのほか、目が見えない事をあらわす マァンg4=盲 も色々な場面で使われます。
見ていなければならない場面で見ていなかったことを叱る場合に使います。
見えないのか?(気がつかないのか) ネイ マァンg ガ?
ちなみに目が見えない人用の杖は マァンg4 ゴゥンg1 ヂョック1 盲公竹 と言います。
そして、何か未知の事に挑戦するときの案内人も 盲公竹 と呼ばれます。
そういえば、有名なお菓子に盲公餅がありますね。
ちなみに盲婆湯とは、三途の川に架かる橋で現世の記憶を忘れるために
おばあさんが飲ませてくれるスープのことです。
盲も聾も唖も広東語会話では常用されます。
また、香港映画では目が見えない人や声が出せない人、歩けない人を主人公にした
映画も多く、困難に立ち向かう人たちへの社会の理解と協力を訴えています。
新年向けの香港映画では、映画の中やエンディングで新年の挨拶をしますが
以前に観た映画の1つに
「見えない人も聞こえないも話せない人も体の不自由な人も健康な人も皆香港人だ」
のようなセリフがあり感動した覚えがあります。
機会があれば、きちんとご紹介したいと思います。